ここが知りたい!
お金のはなし 
傷病手当金編

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 病気やケガで会社を長期間休まなければならなくなる。定年延長など雇用の長期化が進む中、こうした出来事は誰の身の上にも起こりうることです。

 健康保険には、「傷病手当金」という制度があります。病気やケガで会社を休まなければならなくなり、充分な給与を受け取ることができなくなったときに支給されるもので、本人と家族の生活保障という観点でつくられた制度です。実際に病気やケガで長期間働くことができなくなったとき、この制度は心強い味方になります。しかし、この制度は、自分で請求しないとその給付を受けることができません。知っていないと利用できないのです。

 まずはこの制度を理解し、いざというときに活用できるように。このページは、そんな思いで作成しました。皆様の理解の一助となれば幸いです。

コンテンツの登場人物 ワンダ社労士:「やはりお金のことは大事なことだと思いますよ」ちょっと神経質だけど、困った人をほっとけない熱血漢の一面もあわせ持つ。そっくりな顔の税理士の兄がいる。小木まさお:大手企業のサラリーマン。友人が病気になったり、部下が病気になったりと、心配事が絶えない。古田得也:まさおの学生時代からの友人。今年、子供が生まれたばかりなのに、病気で長期療養することに…。千和わかこ:まさおの部下。体調が芳しくなくやむなく退職することに…。療養中の生活費のことが気がかり。
illustration ©masako FUJII
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