ここが知りたい!
お金のはなし
傷病手当金編
病気やケガで会社を長期間休まなければならなくなる。定年延長など雇用の長期化が進む中、こうした出来事は誰の身の上にも起こりうることです。
健康保険には、「傷病手当金」という制度があります。病気やケガで会社を休まなければならなくなり、充分な給与を受け取ることができなくなったときに支給されるもので、本人と家族の生活保障という観点でつくられた制度です。実際に病気やケガで長期間働くことができなくなったとき、この制度は心強い味方になります。しかし、この制度は、自分で請求しないとその給付を受けることができません。知っていないと利用できないのです。
まずはこの制度を理解し、いざというときに活用できるように。このページは、そんな思いで作成しました。皆様の理解の一助となれば幸いです。

illustration ©masako HUJII
- 1病気で会社を長期間休むことに…。その間、給与が出ないと言われてしまいました。
- 2誰がもらえるの? どれだけもらえるの?支給の条件・待期期間
- 3どうやったらもらえるの?時効・提出先
- 4請求の時に気を付けるポイントは?請求書
- 5一度受給した後、復職して再度休む場合、傷病手当金はもらえるの?支給期間・社会的治癒
- 6退職後も傷病手当金はもらえるの?失業手当
- 7業務災害などで病気やケガをした場合は?労災保険
- 8傷病手当金の他に、病気やケガのときに活用できる制度はあるの?高額療養費・医療費控除
- 9相談できるところはどこ?相談支援センター・社会保険労務士
- 新型コロナウイルスに感染して、会社を休んだときはどうなるの?
監修:藤田久子(特定社会保険労務士 社会福祉士)
近藤明美(特定社会保険労務士)
企画制作:キャンサー・ソリューションズ株式会社
※記載されている情報は、2018年12月時点のものです
(作成:2020年6月)