病院の領収証にある「保険適用外」って何?
Q. 病院の領収証にある「保険適用外」って何?
A.公的医療保険の対象にならない部分のことを指します。
ワンダ社労士、質問です! 私は最近入院していて、先日ようやく退院できました。病院の領収書を見ると、「保険適用外」や「保険外診療」という欄がありました。これは何でしょうか?
日本の公的医療保険では、保険でカバーするものと、カバーしないものとがあります。カバーしないところが「保険適用外」・「保険外診療」、「自費」と呼ばれています。例として、パジャマやコップといった入院時の日用品などがあります。
よく聞く「差額ベッド代」も自己負担なのですか?そもそも「差額」って何です?
保険外診療の典型的なものとして「差額ベッド代」があります。これは、入院をする部屋(病室)によって、1日ごとにかかる料金のことです。入院するとき基本的なベッド代は入院基本料に含まれていますが、個室などを利用する場合、病院がその代金を独自で自由に決めることができます。これは基本料に上乗せするものなので、「差額ベッド代」と呼ばれています。他に、「先進医療」と呼ばれている治療も保険外診療ですので、患者負担となります。
なるほど~。よく生命保険のCMで言っている「先進医療をカバーします!!」というのは、そのことなのですね。全額が患者負担になるから、その部分を民間の保険でカバーしようということですね。やっとつながりました!
公的医療保険がカバーするもの
- 公的医療保険の適用になる診療
(病気やケガをしたとき、医療機関などで受ける診療、検査、投薬、手術、入院など)
公的医療保険がカバーしないもの
- 患者の希望による「差額ベッド代」
- 先進医療にかかる費用
- 入院時の日用品代、ウィッグ、通院時の交通費など
保険外診療・自費=全額自己負担
記載されている内容およびサイトの情報は2023年11月現在のものです。