休職することになりました。休んでいる間でもできることはありますか?

休職中は会社に、状況や見通しを定期的に報告しましょう。

 休職中の方には、定期的に給与明細書などの書類が会社から届きます。必要な税金や社会保険料を支払ったり、書類にハンコを押して返信をしたり、会社とのやりとりが生じることでしょう。

 このときに大切なのが、会社とのコミュニケーション(報告)。付箋でもメールでも構いません。休職中は、会社と定期的に連絡を取り合うことが大切です。

ちょっとしたコミュニケーションを大切に

 会社も、あなたの体調が心配です。でも、どう接したらよいか、なんと言葉をかけたらよいのか、わからないことがたくさんあります。そういうときは、思いきってメールのやりとりに“cc”で入れてもらうなど、こちらからアプローチをしてみるのもよいでしょう。ちょっとしたコミュニケーションで、復職後、働きやすい環境をあなた自身でつくることができます。

 大切なのは、あなた自身に合ったやり方で、会社との接点を保っておくことです。「働くこと」に向けてまだ心が不安定なときは、報告期間を調整しながら、自分に合ったペースでコミュニケーションをとることをお願いすることもひとつの方法です。

メールの文章例

 最近は、フェイスブックなどのSNSやブログを使って、日々の体調や生活を伝えることがあります。「休職中」ということをわきまえて、書き込む内容にはくれぐれも注意しましょう。

復職に向けて生活習慣を整える

 身体と心が「働くこと」に前向きになってきたら、復職に向けての準備を始めます。

 休職中は生活習慣が乱れがちです。「体力が続くだろうか?」「同僚になんて言おうか?」と不安な気持ちもいっぱいです。復職の日にちが近づいてくればくるほど、不安感が増してくることもあるでしょう。まずは、あなた自身の生活習慣を整えてみることから始めてみましょう。

「生活日記」をつけてみる

 生活習慣を整える準備として、「生活日記」をつけることをおすすめします。書き方は自由ですが、ポイントは3つ。以下の点が日常生活の中で達成できているかを、確認してみましょう。

  1. 出勤することを想定した時間に、きちんと起きられましたか?
  2. 出勤している時間帯にいつも通りの生活ができていましたか?
  3. 体の疲れ度合いはどのくらいでしたか? 心は疲れましたか?
生活日記帳の一例

模擬出勤も組み合わせて

 体力に自信が持てないときは、「模擬出勤」で確認をしてみましょう。

 例えば、出勤する時間に起きて、電車でも自転車でもよいので外へ出て移動する。そして、勤務時間帯は図書館などで本を読んだり、自分の用事があればそれを済ませたりしてもよいでしょう。これを2週間程度続けて、そのときの体調や疲れ具合などを「生活日記」に書いてみます。

 あなたが会社の定時の時間まで仕事をし、ラッシュ時に通勤したりするのが辛いようなら、復職の前に勤務時間などについて会社側ときちんと相談してみましょう。<あせらず、ゆっくり>が大切です。

復職に必要な書類の準備を

 職場に復職支援プログラムが整っている場合は、診断書などの提出を復職時に求められることがあります。どんな書類が必要か、休職中に人事担当者へ確認しておきましょう。また、復職に際して、職場に働き方の配慮を求めたいときは、担当医とよく話をした上で、その内容を診断書に記載してもらいましょう(3.の「担当医と確認しておくこと」参照)。たとえば「ラッシュ時の通勤は避けることが望ましい」「残業は不可」など具体的な情報や「3ヶ月の経過観察の後、再検討を要す」など配慮事項と見通しです。

 診断書は、病院にもよりますが発行までに時間がかかる場合があります。担当医には、いつまでに診断書が必要か、期日を伝えることも忘れないでください。

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