治療と仕事の両立:
個人事業主編
個人事業主の方が病気になったときへの支援は、ほとんど語られていないのが実情です。私が病気をする前に働いていた業界も(建築デザイン系)、30歳半ばぐらいまでは「がっつり」働き、その後、資格を取って独立するか、事務所の中でキャリアを積み上げていくかを選択するのが一般的なキャリアデザインでした。独立した矢先に病気がわかる人もいるでしょう。また、定年退職後のセカンドキャリアとして、独立して、個人事業主になる方もいらっしゃいます。
会社員のように通院が勤務時間にしばられることはありませんが、病気が、仕事や経営、家計を直撃するのが個人事業主です。
「自営業は自衛業」とは言いますが、その中でも、「何かできることはないだろうか?」 そんな気持ちから作成したのがこのコンテンツです。働き方は会社員以上に多様で、ぴったり当てはまるケースは少ないかもしれませんが、どうやって仕事やお金をやりくりした? クライアントとのコミュニケーションは? 誰にどこまで自分の情報開示をした?など、少しでもヒントになれば幸いです。
キャンサー・ソリューションズ株式会社 代表
がんサバイバー
桜井なおみ
- 1個人事業主です。「がん」と診断されました。これからどうしたらよいですか?
- 2入院中や外来治療中に利用できる制度はありますか?
- 3病気のこと 誰に、伝える? 伝えない?
- 4働けない期間があるのでこれからの資金繰りが不安です。
- 5治療中の生活費をどうしたらいいか心配です。
- 6事業を「引き継ぐ」、「休む」ことを考えています。
- 7不安におそわれたり、気持ちが落ち込んだりすることがあります。
監修:桜井なおみ(キャンサー・ソリューションズ株式会社代表)
藤田久子(特定社会保険労務士・社会福祉士・キャリアコンサルタント)
水戸聖子(水戸聖子税理士事務所)
黒田ちはる(ファイナンシャル・プランナー)
企画制作:キャンサー・ソリューションズ株式会社
2019年12月作成