<面接での心がまえ>面接では、病気のことを伝えるべきでしょうか?

大切なのは「何ができるか」を伝えることです。

 面接にあたり、今の自分に「何ができるか」また「病気のこと」を伝えるか伝えないかで悩んだり、不安な気持ちになるかもしれません。少しでも不安を解消するために、あらかじめ十分に準備をしておきましょう。

面接を受ける前にできること

 面接は、「あなた自身」を面接官の前でプレゼンテーションする場です。自信を持ってのぞむには、どのような準備が必要でしょうか。あなたの実務能力はもちろん大事ですが、第一印象で「この人と一緒に働きたい」と面接官に思わせることも大切です。質問への対応をあらかじめ準備しておくことはもちろん、時間に余裕をもって行動し、身だしなみを整えてから面接にのぞみましょう。「深呼吸・深呼吸」が大切です。

面接にのぞむための確認ポイント

 面接では、実務経験や能力、仕事への意欲・応募動機などを、あなた自身の言葉で簡潔に伝えられるよう準備しておきましょう。また、希望する会社のホームページなどを確認し、自分の能力やスキルを業務内容にどう活かすことができるのかをアピールできるようにしておきましょう。

 なお、病気のことを伝える・伝えない・どこまで伝えるかは多くの方が悩むところです。もし、あなたが現在、経過観察中など、特に配慮を必要としない場合は、伝えないことも1つの方法です。「伝える必要がある」「伝えたい」といった場合には、4.「面接で退職理由やキャリアブランクを尋ねられたら」5.「誰にどこまで伝える?」を参考にしてください。

  1. あなたの強み(実務経験や能力)
    • 応募する仕事に見合った知識やスキルはありますか?
    • 新しい職場で活かせるあなたの強みは何ですか?
    • これまでの仕事や学業上の実績について、具体的な事例を盛り込んで説明できますか?
  2. 仕事への意欲
    • 自分の考えや思いを自分の言葉で伝えられますか?
    • 自発的に仕事に取り組めますか?
    • 転職理由に一貫性はありますか?
  3. 社会性
    • 第一印象はどうですか?それは面接にふさわしい振舞いでしょうか?
    • 前の職場に対する非難を口にしていませんか?
    • 周囲と積極的にコミュニケーションが取れますか?

面接で退職理由やキャリアブランクを尋ねられたら

 面接で退職理由を聞かれるのはなぜでしょうか。それは、せっかく採用しても、また同じような理由で退職してしまうのではという心配が採用担当者にあるからです。

 「もしあなたが人事担当だったとしたら?」と考えてみましょう。「私はがんで退職しました」といきなり言われたら、どのような印象を持ちますか? 退職理由が病気だったとしても、病名やその事実だけを伝えるのではなく、あなたが病気を経験したからこそ得られたもの、感じたこと、そして、現在は業務に支障がない状況であることを、あなた自身の言葉で伝えましょう。

 面接官は、あなたの履歴書から「ある一定期間のブランク」があることを理解しています。特に、1年以上のキャリアブランク、学生時代でのブランクは質問されることが多いようです。病気療養の事実は変えられませんが、困難な状況を乗り越えてきたこと、離職期間を有効に使ってきたことなどをアピールしましょう。

 「病気の治療に専念しましたが、今は仕事には影響ありません」「たくさんの人に支えられた感謝の気持ちを、仕事を通じて恩返ししたいと思います」「御社を通じて社会で活躍したい気持ちがさらに高まりました」など、がんの経験を人生の転機となった「ポジティブなこと」として伝えられれば、面接官の印象を変えることもできるかもしれません。

面接官の印象をプラスに変えるためのアピールポイント

  1. 現在は業務に支障がないこと。日頃から体調管理には気をつけており、かかりつけ医もいること
  2. 再就職するために努力したこと(資格取得、スキルアップなど)
  3. ブランク前の職務経験・実績と、応募企業でどのような貢献ができるのか

面接の基本 身だしなみを整えよう

 身だしなみを整える事は、社会人としてのマナーであると同時に、自分自身をサポートしてくれる重要な手段の1つでもあります。

ウィッグのメンテナンス

ウィッグのメンテナンスはできていますか。商品によってはメンテナンスを行っている販売店もありますので、ご自身でのメンテナンスが難しいときには問い合わせてみましょう。

顔色がすぐれないときには

くすんでいる肌は、疲れた暗い印象を与えてしまいます。保湿クリームなどで肌に潤いを与えると、明るい印象になります。くすみを隠そうとしてファンデーションを厚塗りにすると、かえって不自然になります。チークカラーで血色をプラスしたり、艶のある口紅やリップグロスを使用して、顔色を明るく元気に見せましょう。

メイクが難しいときには

肌が敏感になりメイクが難しいとき、眉が上手に描けないときには、メガネがメイクの代用になる場合も。少し個性的になりますが、黒や茶系の濃い色のフレームは、眉がないときでも顔立ちをハッキリ見せてくれます。自分を演出する小物アイテムとして活用できるでしょう。

ツメの変色などが気になるときには

ツメが黒ずむなど変色が気になる場合、マニキュアやネイルファンデーションでカバーするのも1つの手。男性の方は、ベージュのマニキュア(つやのないもの)を塗ってみると、自然な色合いに見えます。手に皮膚障害があっても、手を軽く重ねたり軽くにぎったりすれば、面接時に着席した際、違和感なく、さりげなく隠すことができます。

 治療による外見の変化で悩んだり困ったりしているときは、がん相談支援センターに相談してみましょう。病院や患者会・患者サロンなどが開催するスキンケアやメイクなどの講座を利用してみてもよいでしょう。

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