妊よう性温存療法ってなに?

だれが受けられるの?
パートナーの有無にかかわらず、男性も女性も対象になります。
ただし、病状やがんの治療の状況によっては難しい場合もあります。
いつ行うの?
がんの治療開始前に行います。

妊よう性温存療法について知っておいてほしいこと

  • あなたの命が一番大切です。
  • 妊よう性温存療法を受けるかどうかは、がん治療医や生殖医療医と十分に話し合い、パートナーやご家族とともに考えましょう。
  • がんの治療と妊よう性温存療法が「安全に両立できるか」「妊よう性を温存するためにかけられる時間がどれくらいあるのか」、などをがん治療医や生殖医療医に相談しましょう。
  • 受ける場合は、「いつ受けるか」「どれくらい期間がかかるか」、保険診療外なので「どれくらい費用がかかるか」などをパートナーやご家族と十分に話し合いましょう。
  • 妊よう性温存療法は進歩していますが、必ずしも子どもを授かることができるわけではないのが現状です。

妊よう性温存療法を考えるうえで情報を整理するポイントとは?

あなたのがんの特徴は?
どこにできたがんなのか、また同じ臓器のがん(例えば、乳がんや血液がん)でも様々な種類や特徴があります。
[情報整理のポイント]
  • 早期がんか進行(転移)がんか?
  • 進行が遅いタイプか早いタイプか?
  • 薬物療法が効きやすいタイプか?
あなたのがんの治療方針は?
がんの進行度や特徴の違いによって、手術適応となるのか、いつから治療を開始するか、治療期間はどれくらいかが異なります。
[情報整理のポイント]
  • 手術を受けるか?
  • 放射線療法を受けるか?
  • 薬物療法を受けるか?どんな種類の薬剤か?
  • いつから治療が始まるのか?
  • 治療期間の見通しは?
あなたの生殖機能は?
妊よう性温存のためには、現在の生殖機能(男性の場合は精子をつくる機能、女性の場合は卵巣年齢など)を知っておくことが必要です。
そして、がんの治療が終わったときにどのように変化する可能性があるのかを知ることも大切です。
[情報整理のポイント]
  • 治療前の精巣機能(男性)、卵巣機能(女性)の状態は?
  • 治療後に予想される精巣機能(男性)、卵巣機能(女性)の状態は?
  • 治療後に妊よう性温存療法を受けられる可能性は?
妊よう性温存療法に取り組めるか?
妊よう性温存療法はがんの治療開始前に行われます。そのため時間が限られています。どれくらい時間の余裕があるのか、がん治療医と相談しましょう。また、妊よう性温存療法による身体的負担やこころの負担、経済的な負担の可能性についても予め考えておく必要があります。
[情報整理のポイント]
  • がんの治療が始まるまでにどれくらい時間の余裕があるのか?
  • 妊よう性温存療法を受けた際に、身体的負担やこころの負担はどれくらいと予想されるか?
  • 妊娠に向けた治療まで考えたときにどれくらい費用がかかるか?
あなたの大切な人たちの気持ちや考えは?
パートナーやご家族も子どもは欲しいと思っても、第一にあなたのからだのことを心配するでしょう。
少しでもリスクがあるなら、がんの治療を優先してほしいと思っているかもしれません。
この機会にお互いの考えを話し合うのは大切ではないでしょうか。 妊よう性温存療法だけが選択肢ではありません。様々な選択肢があることを知っておいてください。
[情報整理のポイント]
  • パートナーのいる方は、パートナーやご家族の気持ちや考えを聞いてみましょう。
  • パートナーのいない方、未成年の方は、ご両親(ご家族)の気持ちや考えを聞いてみましょう。
  • 里親や養子を望まれる方や、ご夫婦二人の生活を選ばれる方もいます。